ほくろ除去
当院では電気メスによるくりぬき法、電気分解法、切開法によるほくろ除去を行っております。
くりぬき法
くりぬき法は、電気メスを使用してほくろを周囲の健康な皮膚から分離し、除去する方法です。この施術では、ほくろの大きさや深さに合わせて電気メスの先端部分で慎重にくりぬいていきます。
電気メスは、熱で組織を焼灼しながら切除するため、出血が少なく、施術後の傷跡も最小限に抑えられるのが特徴です。また、くりぬいた後の傷は自然治癒力により徐々に回復していきます。
くりぬき法は、比較的小さなほくろや平らなほくろの除去に適しており、短時間で施術が完了するのもメリットです。施術中は局所麻酔を使用するため、痛みをほとんど感じることなく受けることができます。

電気分解法
電気分解法は、細い針に微弱な電流を流し、ほくろの細胞に直接アプローチする方法です。針を皮膚に刺し、電流によって細胞を熱変性させることで、ほくろを構成している色素細胞を除去します。
この方法の最大の特徴は、周囲の健康な皮膚へのダメージを最小限に抑えながら、ピンポイントでほくろの細胞だけを処理できることです。特に小さなほくろや表面的なほくろの除去に適しており、傷跡が残りにくいのが大きなメリットです。
電気分解法は1回の施術で完全に除去できないこともありますが、複数回の施術を重ねることで、より自然な仕上がりを目指すことができます。レーザー治療などが難しいお肌の色が濃い方や、繊細な部位のほくろにも対応できる方法です。
切開法
切開法は、メスを使ってほくろを直接切除し、縫合する方法です。
主に大きなほくろや、皮膚深くに根を張っているほくろの除去に適しています。
施術では、まず局所麻酔を行い、ほくろの周囲に切開線を入れます。その後、ほくろを含む皮膚組織を完全に切除し、残った傷口を丁寧に縫合します。切開法の最大のメリットは、ほくろを確実に除去できることと、切除した組織を病理検査に出せることです。
特に良性・悪性の判断が必要なほくろや、大きく盛り上がったほくろなどには、この方法が選ばれることが多いです。施術後は縫合部分に糸が残りますが、7〜10日程度で抜糸を行います。 切開法は他の方法に比べて傷跡が残りやすいものの、当院では最小限の切開と熟練した縫合技術により、目立ちにくい傷跡を目指しています。
ほくろ除去のリスク・副作用
ほくろ除去は比較的安全な施術ですが、術後に下記のようなリスクや副作用があります。
(くりぬき法・電気分解法・切開法共に共通)
赤み・腫れ
施術直後は赤みや腫れが生じることがありますが、通常は数日〜1週程度で落ち着きます。
かさぶたができる
施術部位にかさぶたができますが、自然に剥がれ落ちるので、無理に剥がさないでください。
色素沈着・色素脱失
一時的に施術部位が周囲の皮膚より濃くなったり、逆に薄くなったりすることがあります。多くの場合、時間の経過とともに目立たなくなりますが、肌質によっては長期間残ることもあります。
傷跡
特に切開法では目に見える傷跡が残ることがありますが、施術方法や部位、個人の肌質によって程度は異なります。
まれに起こる可能性のあるリスクとして、感染や予想以上の痛み、アレルギー反応などが挙げられます。当院では、これらのリスクを最小限に抑えるため、施術前の丁寧なカウンセリングと、施術後のケアを徹底しています。
治療の流れ

カウンセリング
まずはカウンセリングで、ほくろの状態や除去の目的、ご希望などをお聞きします。
ほくろの大きさや位置、深さなどを確認し、最適な除去方法をご提案します。
施術のリスクや副作用、ダウンタイムについても詳しくご説明します。
施術前の準備
施術当日は、施術部位周辺のメイクを落とした状態でお越しいただきます。
(直前に落とすでも大丈夫です)
施術部位を消毒し、必要に応じて局所麻酔を行います。
麻酔には細い針を使用するため、一時的な痛みを感じることがありますが、すぐに麻酔が効いて痛みを感じなくなります。
施術
選択した方法(くりぬき法、電気分解法、切開法)でほくろの除去を行います。
複数のほくろを一度に除去することも可能です。
施術後のケア
施術後は、医師が傷口を消毒し、必要に応じて保護テープを貼ります。抗生物質や消炎鎮痛剤などの処方がある場合もあります。施術後のケア方法や注意点について詳しく説明いたします。
ほくろ除去の料金表
| くりぬき法(1個) | 定価¥10,000 |
| 電気分解法(1個) | 定価¥10,000 |
| 切開法(1個) | 定価¥50,000 |
※カウンセリングのみの場合は3,300円頂戴いたします。