目の下のクマ取り
目の下のクマ取り
目の下のクマ(たるみ)は、疲れた印象や年齢より老けて見える原因になることがあります。当院では、経結膜脱脂術とハムラ法、裏ハムラ法の3つの施術でお悩み改善に向けてアプローチすることができます。
それぞれの特徴を理解して、あなたに最適な施術法を見つけましょう。

経結膜脱脂法
経結膜脱脂法は、目の下の脂肪による膨らみ(クマ)を解消するための施術です。まぶたの裏側から脂肪にアプローチするため、外からは傷跡が見えないのが大きな特徴です。
経結膜脱脂法の特徴
経結膜脱脂法は、目の下のふくらみの原因となっている余分な脂肪(眼窩脂肪)を、まぶたの裏側から除去する方法です。この施術は主に「脂肪型」のクマに効果的です。脂肪型のクマとは、目の下が膨らんでいて、特に下を向いたときにより目立つタイプのクマです。

経結膜脱脂法のメリット
外側に傷跡が残らない
比較的短時間(30分〜1時間程度)で施術が完了
幅広い年齢層に対応可能
経結膜脱脂法のデメリット
脂肪を除去しすぎるとしわの原因になることがある
経結膜脱脂法はこんな方におすすめ
目の下の膨らみ(脂肪の突出)が気になる方
ダウンタイムの短い施術を希望の方
下を向いたときに目の下の膨らみが特に目立つ方
経結膜脱脂法は、脂肪によるクマに効果的ですが、皮膚のたるみや色素沈着には対応していません。施術前のカウンセリングでは、あなたのクマのタイプを詳しく診断し、この施術が適しているかどうかを丁寧に説明します。
経結膜経皮法
下まぶたの脂肪取りを行うもうひとつの術式が「経皮法」です。
患部に局所麻酔の注射を行い、下まぶた表面の(経皮)を切り開き、突出している眼窩脂肪を適量取り出します。傷口を溶けない糸で縫合し、術後1週間後に抜糸をします。
下まぶたの眼窩脂肪によるたるみに加え、皮膚のたるみがある場合に適応になります。
ハムラ法
ハムラ法は、目の下のくぼみやたるみを改善するための施術法です。
アメリカの形成外科医であるHamra(ハムラ)医師が考案したことからハムラ法と呼ばれ、クリニックによっては「表ハムラ法」とも言われています。
経結膜脱脂術とは異なり、脂肪を取り除くのではなく、脂肪を再配置することで自然な若々しい印象を作ります。
ハムラ法の特徴
ハムラ法は、目の下のまつ毛のラインのすぐ下に小さな切開を入れ、目の下の脂肪(眼下脂肪)を取り除くのではなく、下方へ移動させて頬との境目のくぼみを埋める施術です。このアプローチにより、目の下から頬にかけての自然な連続性を取り戻します。

ハムラ法のメリット
くぼみとたるみを同時に改善できる
目の下から頬にかけての自然な連続性を取り戻せる
半永久的な効果が期待できる
30代中盤以降の複合的な目の下の悩みに効果的
ハムラ法のデメリット
まつ毛の生え際に小さな傷跡が残る(通常は目立たなくなる)
経結膜脱脂術よりも手術の規模が大きい
ダウンタイムが比較的長い
施術費用が高めになる傾向がある
ハムラ法こんな方におすすめ
目の下のくぼみとたるみの両方が気になる方
目の下から頬にかけての境目(涙袋溝)が目立つ方
半永久的な効果を求める方
過去に脂肪除去のみの手術を受けて、くぼみが気になる方
ハムラ法は、単なる脂肪除去ではなく、顔全体のバランスを考慮した施術法です。
とくに30代後半の方で、複合的な目の下の悩みをお持ちの方に適しています。
裏ハムラ法
裏ハムラ法は、従来のハムラ法の利点を活かしながら、外部からの傷跡を最小限に抑えた施術法です。まぶたの裏側からアプローチするため、ダウンタイム中の傷跡を気にされる方に人気があります。
裏ハムラ法の特徴
裏ハムラ法は、まぶたの裏側から目の下の脂肪にアプローチし、脂肪を除去するだけでなく再配置も行う施術法です。従来のハムラ法の効果を保ちながら、外からは傷跡が見えないという大きなメリットがあります。

裏ハムラ法のメリット
外部から見える傷跡がない
ハムラ法と同様に脂肪の除去と再配置が可能
くぼみとたるみの改善が同時に行える
ダウンタイムがハムラ法よりも短い傾向がある
目の周りの印象を自然に若返らせる効果がある
裏ハムラ法のデメリット
効果の範囲がハムラ法よりもやや限定的な場合がある
皮膚の緩みが強い場合は効果が限られる
裏ハムラ法はこんな方におすすめ
目の下のくぼみとたZるみの両方が気になる方
半永久的な効果を求めながらダウンタイムは短めにしたい方
外部から見える傷跡を避けたい方
自然な仕上がりを重視する方
裏ハムラ法は、経結膜脱脂術の「傷跡が残らない」というメリットと、ハムラ法の「くぼみも改善できる」というメリットの両方を備えた施術法です。
ただし、症例によっては適応できない場合もあるため、術前に詳細なカウンセリングが必要です。
目の下のクマ取りのリスク・副作用
目の下のクマ取りを行う3施術には、それぞれリスクや副作用があります。
安全な施術のためには、これらを十分に理解したうえで、医師と相談して最適な治療法を選ぶことが大切です。
| 施術法 | 主なリスク・副作用 |
|---|---|
| 経結膜脱脂術 | ・一時的な充血や腫れ・まれに感染症 ・脂肪の取りすぎによるくぼみ ・結膜の炎症 ・まれに眼球運動障害 |
| ハムラ法 | ・切開部の傷跡(通常は時間とともに目立たなくなる) ・一時的な腫れや内出血 ・皮膚の感覚異常(通常は回復する) ・左右差・下眼瞼の引きつれ |
| 裏ハムラ法 | ・一時的な充血や腫れ・結膜の炎症・感染症・効果が不十分な場合がある・ごく稀に眼球運動障害が起きる可能性 |
目の下のクマ取りのダウンタイム
施術後の回復期間(ダウンタイム)は、施術法や個人差によって異なります。施術を受ける前に、どのくらいの期間、日常生活に制限が生じるかを理解しておくことが大切です。
| 施術法 | ダウンタイム | 腫れ・内出血 | 社会復帰の目安 |
|---|---|---|---|
| 経結膜脱脂法/経皮法 | 3〜7日程度 | 腫れ:3〜5日 内出血:5〜10日 | 1週間程度で軽いメイクで隠せる程度に |
| ハムラ法 | 7〜14日程度 | 腫れ:5〜10日 内出血:7〜14日 | 2週間程度で人前に出られる程度に |
| 裏ハムラ法 | 5〜10日程度 | 腫れ:4〜7日 内出血:5〜12日 | 10日程度で軽いメイクで隠せる程度に |
※個人差があるため、上記はあくまで目安です。
【ダウンタイム中の注意点】
- 施術直後は冷却によるケアが重要です
- 医師の指示に従って、投薬を適切に行いましょう
- 激しい運動は避け、就寝時は枕を高くして休むことをお勧めします
- アルコールや熱いお風呂は、腫れや内出血を悪化させる可能性があります
- ハムラ法は抜糸が必要になります。必ずクリニック側から指定された通院日に来院し、経過を確認してください。
当院では、ダウンタイムを少しでも快適に過ごしていただけるよう、適切なアフターケアのアドバイスも行っております。
施術の流れ
目の下のクマ取り施術は、以下のような流れで行われます。
当院では、施術後のサポートも万全の体制で行っています。心配なことや不安なことがあれば、いつでもご相談ください。

カウンセリング・診断
まずは、専門医による詳しいカウンセリングと診断を行います。
目の下のクマの種類や重症度を確認し、最適な施術方法をご提案します。
この段階でご不明点や不安なことがあれば、どんなことでもお気軽にご質問ください。
施術方法の決定
カウンセリングの結果をもとに、最適な施術方法を決定します。
それぞれの施術法のメリット・デメリット、費用、ダウンタイムなどを説明し、十分にご理解いただいた上で施術日を決定します。
施術前の注意事項
施術前には、以下の点にご注意ください。
- 施術の1週間前からは、アスピリンなどの血液凝固を妨げる薬の服用を控えてください
- 施術当日は、可能であれば化粧をせずにご来院ください
- コンタクトレンズを使用されている方は、メガネをお持ちください
消毒と麻酔
施術部位の消毒と麻酔を行います(局所麻酔で痛みを感じることはほとんどありません)
手術
選択された施術法に基づいて、丁寧に処置を行います。
アフターケア・経過観察
施術後は、以下のようなアフターケアと経過観察を行います。
- 腫れを抑えるための冷却方法をご説明します
- 必要に応じて、抜糸(7日前後)、1ヶ月後、3ヶ月後など、定期的な経過観察を行います
- 何か気になることがあれば、いつでもご連絡いただける体制を整えています
料金表
脱脂
| 脱脂 | 定価¥99,800 |
| 経皮脱脂 | 定価¥249,800 |
ハムラ
| 裏ハムラ | 定価¥299,800 |
| 表ハムラ | 定価¥399,800 |
※カウンセリングのみの場合は3,300円頂戴いたします。